お墓のことも考えなくてはならない

子どもたちは戻って来る予定がないらしく、お墓の面倒をみてもらえそうにもありません。
Bさんは奥さん(68歳)と都内で二人暮らしをしていて、二人の息子はすでに独立をしています。
長男は商社マンで海外を転々としているので、この先のことは分からないという状況です。
また、次男は田舎暮らしに憧れ長野の山郷で家を建て、こちらも地元に戻って来る気はなさそうです。
Bさん夫婦は今のところ健康状態に大きな不安はないのですが、年々少しずつ体の衰えを実感しつつあるようです。
長い時間二人きりで生活していくなら、介護や施設のことなども考えておかなくてはならないし、お墓のことも考えなくてはならないし、子どもたちの考えはどうなんだろう??と気にかかっていました。
夏に、久しぶりに会った時にさりげなく、自分かちの将来のことについて聞いてみました。
すると長男は、日本に帰ってきたら自分が面倒を見るし墓も継いでいいとは言ってくれたものの、それがいつになるかの見通しはやはり今のところまったくたたず、そもそも、帰国したとしても東京に勤務できるのか分からないので、気持ちはありかたいけれどあてにすることはできそうにありません。
次男は、何かあれば信州にきてくれれば面倒みるよとは言ってくれたものの、墓のことまでは「自分は次男だし、お兄ちゃんに考えてはしい」と消極的です。
Bさん夫妻も今のところ住み慣れた都内の家を離れる気はないし、次男に墓を任せる考えも持っていません。となると、生前に墓を用意しておくことはやぶさかではないのだけど、長男がどうなるか分からないのにつくってしまっても、後あとお荷物にならないだろうか、と心配です。
ちなみにBさんには5つ上の兄がいたのですがすでに他界しており、実家の墓はその息子の代が継いでいます。いずれにしても自分かちの墓は必要なのだけど………
<ケース>故郷の墓を継ぐ立場にあるが、上京して久しく、戻る予定もない。
Cさん(58歳)は妻と一人息子の3人家族で関東に住まいを持ち20年になります。
もともと四国の出身で、父親は5年前に亡くなり、代々のお墓に入っています。母親は父親の死後一人暮らしをしていましたが、骨折して自宅での生活が不安になったため、本人の希望で施設に入っています。
今のところ母親が外出許可を得て墓参りをしており、寺に管理料もおさめていますが、父親はI大っ子でほかに墓を託す親族がいないため、母が亡くなったあとの墓のことでCさんは今、頭を悩ましています。
Cさんには6歳下の弟がいるものの、やはり実家からは遠く離れた地に長く住んでおり、まだまだ働き盛りで実家に戻る予定はありません。
正月に会った際、さりげなく墓のことを切りだしても「自分は次男だから継ぐことなど考えていない」と、はなから長男であるCさんに継いでもらう気になっているようです。しかしCさんも、四国に戻るつもりはありません。
代々の墓を守らなければという気持ちはあるものの、たとえ形式上継いだとしても、これほど遠いとお参りにいくことすらままならないのは分かっています。「代々とはいえ、父はI大っ子。祖父の代も皆、亡くなっているし……」と重荷に感じてしまうのが正直なところです。
母は、面と向かっては言ってきませんが、自分がいずれ入る墓なので、できれば子どもたちのどちらかに継いでもらいたいと思っている様子です。
神奈川県でお墓をさがしているのなら、神奈川永代供養がおすすめです。